【鬼滅の刃】アニメ版柱稽古編の膨らませ方がすごい話
鬼滅の刃のアニメって、基本的には原作に非常に忠実に描かれていますよね。
特に、竈門炭治郎立志編から刀鍛冶の里編では、その傾向が顕著だったと思います。

いや、本当に驚くほど原作に忠実だよね。
カットされてるのは、炭治郎の心の声や、状況説明をする神の声、くらいだと思う。

漫画や小説のアニメ化って、原作と違うところが一部どうしても出てくるものだと思っていたから、これだけ忠実に描いてくれると本当に感動するよね!
しかし、続く柱稽古編。
こちらが単独でアニメシリーズとして放映されると知ったときは、わたしは少々不安になりました。
原作を読んだ方はご存知だと思うんですが、柱稽古編って、原作だとかなり短いんですよね。

いったいどうやってアニメで描くんだろうと思いましたよ。
特に、序盤にやってきた宇髄さんの訓練なんか、原作だと2ページくらいですよ。

2ページ!?

それを30分に伸ばさないといけないとなると、相応のエピソードを入れないといけないですもんね。
今回は、そういう危惧が強くあった柱稽古編の中で、特にすごいと思ったエピソードを二つご紹介します!
原作と一緒に楽しむのもおすすめですよ!
宇髄天元さんの稽古
まずは、先程も書いた宇髄さんの稽古。
この段階では、諸事情で柱は引退していますが、それでもずば抜けた戦闘力は健在です。

とにかく走る修行だったようですが、先述の通り、原作だとトータルでも2ページほどしか描かれていません。(そのうちの1ページは炭治郎と話すだけのシーンもありますし)
走るだけでも脱落者が続出する修行であることは容易に想像できましたが、アニメになった結果、やっぱり想像以上に激しかったことはよく分かりました。
それから、この記事でどうしても触れておきたいのは、原作にない要素として、柱引退後の宇髄さんが剣を取るシーンがあること!

原作だとないの?

ないの!
剣を担いでるシーンはあるけど、振るうシーンはない。
アニメの宇髄さんは、剣術の訓練にも付き合ってくれるから、炭治郎とも打ち合ってくれる!
そしてめちゃくちゃ強い!

宇髄さん好きにはたまらないじゃない!
一方で、日頃は決して表には出さない、彼なりの苦悩があることも示唆されたりします。これも原作にはない要素ですが、原作勢にも違和感のない追加要素となっております!
時透無一郎くんの稽古
無一郎くんは、稽古そのものというより、幕間の追加エピソードにとても心温まるものがありました。

無一郎くんの稽古も、宇髄さんと同じく、原作では2ページくらい。
この約2ページの中に、今回語る追加エピソードは含みません。追加エピソードについては、完全にアニメオリジナルです。

ちなみにどんなエピソードだったの?

無一郎くんと、炭治郎を含む他の隊士たちが、みんなで紙飛行機を飛ばすエピソード!

紙飛行機?
ここで紙飛行機がチョイスされた理由ですが、鬼滅の刃の公式ファンブック「鬼殺隊見聞録」の58ページに答えが載っています。
ここの記載によると、時透無一郎くんは、もともと紙飛行機を作り、飛ばす趣味があるのです。

じゃあ、公式は、ファンブックのたった一行の記載を拾って膨らませたってこと?

そうなの!
ファンの心をよく分かっているよね!
後のストーリーの詳しいネタバレは控えますが、このシーンはアニメオリジナルながら、これからの展開にものすごく強く響いてくると思われます。
鬼滅の刃って、原作ももちろん素晴らしいんですけど、アニメーターのどなたかにとんでもないファンがいるとしか思えないほど、アニメがいい仕事をするんですよ。
今からでも遅くないので、是非どこかで触れてみて欲しいです!
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