ドラクエ11マルティナ、「今度は離さない」に込められた驚きの覚悟に泣いた話
ドラゴンクエスト11、大変に名シーンが多い作品ですよね。タイトルに挙げた「今度は離さない」のシーンもそのひとつ。

マルティナは、幼少期に、ユグノアの王妃様から託された赤子の主人公を手放して、行方不明にしてしまったことがあります。
それを心のどこかで引きずっていたであろう彼女が、大人になってから主人公と再会。
グレイグと戦闘になり、崖から転落した主人公を追って、マルティナも自ら崖から飛び降ります。

このときに、マルティナは主人公を捕まえて抱きしめながら、「今度は離さない」と口にするんだ。
過去の後悔を繰り返さないようにね。
もちろん、このときのマルティナが、自分の過去をフラッシュバックさせていたことは想像に難くありません。
それだけでも大変に泣けるシーンであり、わたしも例に漏れず、このシーンで彼女を大好きになりました。
しかしですね。
わたしはこのとき、まだ知らないことがありました。

何を?

マルティナは、このとき、ある重大なことを隠しているの。
そうと知ったとき、わたしは結構鳥肌が立ったよ……
マルティナが隠していたこと
それが分かるのは、「今度は離さない」からしばらくストーリーを進めてからのことです。
もう少し具体的に言うと、オーブを全て集めて、命の大樹に登っているとき。

わたし、仲間会話のシステムが好きなので、日頃から結構細かく聞いています。
そのときも、いつものように何気なく仲間会話を楽しんでいたんです。
そう、何気なく、マルティナに話し掛けました。
彼女、なんて言ったと思います?
命の大樹って、思っていたより高いのね……。
実は私、高いところが苦手なの。
〇〇、私のそばを離れないでね……。
高いところが、苦手なの……
マルティナは勇敢だった
崖から落ちた主人公を、自分も崖から飛び降りてまで、迷わず助けに向かった彼女の勇姿は忘れられません。
とても勇ましくて、かっこよかったですよね。
そんな彼女が、実は高いところが苦手だと言うんですよ。

高いところを怖がって、ぶるぶる震えるような女の子が、主人公のためなら迷わず崖から飛び降りてくれたんだよ!

怖かったろうにねえ。
敵(グレイグ)の手前、そんな姿は一切見せずに……
これに気付いたときは、本当にぶわっと鳥肌が立ちました!
そういえばこのとき、グレイグは、マルティナの行動にとても驚いていましたよね。
最初に見たときは、マルティナ姫が王に背く意味が分からなくて困惑していたのかも、としか思わなかったんですが、今にして思うと、グレイグはマルティナの高所恐怖症を子どもの頃から知っていても何らおかしくはない。
つまり、「あの高所恐怖症のマルティナ姫が、何故苦手な崖から飛び降りてまで悪魔の子を守るのか」と。
そういう困惑もあったのかもしれません。

グレイグの心理については空想も入っているけど、マルティナが高いところを苦手としている件は、仲間会話でしっかり言及があるから紛れもない事実!

マルティナのこういうところ、ほんと愛しいよね……
ドラクエ11は、こういう細かい描写から読み解けるところが多くて、考察好きにはたまらない作品となっております。
未プレイの方には是非ともプレイして欲しいですし、皆さんの好きなシーンも是非是非教えて欲しいです!
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