「Forフルーツバスケット」の歌詞の意味が、完結後にやっと分かった話

フルーツバスケット、いいですよね。
わたしは旧アニメ版から入ってハマった口で、その後原作もちゃんと買いました。
原作完結後には、改めて再アニメ化もして、再び盛り上がった作品でもありますね。

名作は、いつまで経っても名作ですよね!
で……個人的に思い出深いのが旧アニメ版の方なので、旧アニメ版の話をするんですが、わたしは旧アニメ版の主題歌も好きでした。

オープニングは「forフルーツバスケット」
エンディングは「小さな祈り」
共に岡崎律子さんが歌唱しているね!

可愛らしい雰囲気で、どちらも大好き!
今回は、特にオープニングの「forフルーツバスケット」の話をしたいと思います。
もともと大好きな曲ではあったんですが、原作完結後に聞いたら、いろいろと腑に落ちるところが多くて、とても泣けたのでね。
forフルーツバスケット
先述の通り、岡崎律子さんが歌う、オルゴールのような透明感のある歌です。
優しく囁くような語り口は、何だか主人公である透君の口調みたい。

なので、テレビアニメサイズで初めて歌を聴いたときは、透君視点の歌なのかと思っていました。

実際、歌詞の方も、何となく達観した雰囲気があったからね。
実年齢の割に大人びた考え方をする透君にもマッチするよね。
作中でも、彼女の言動に心身が救われていく人が多いもんね。
でもね。
透君だと思って聴くと、この歌詞って不思議なんですよ。
何故なら、歌詞の一人称が「僕」だから。

男性……?

いったい誰なんでしょう。
旧アニメ版って、原作が完結する前に最終回を迎える都合もあるので、この範囲だとおそらく分からないんですよ。
事実、わたしはさっぱり分かりませんでした。
そして原作が完結
それから時は流れて、原作は完結しました。
完結後にアニメも新しく作られ、なんなら続編も作られ……という過程もあり、フルーツバスケットという作品は、無事に大団円を迎えました。

個人的には、特に好きになったキャラクターは草摩由希くんでした。
彼の人間らしさが解放されていく過程が好きでね。

なんなら、個人的にはもう由希が主人公とすら思っていました。(いや、正確には主人公は透君なんですけどね)
原作完結後、改めてforフルーツバスケットを聴く
新アニメももちろん素晴らしいのですが、旧アニメ版の主題歌が恋しくなることが多いわたしは、今でも岡崎律子さんの歌をよく聴いています。
で、こないだ、原作完結後に、改めてforフルーツバスケットを聴いてみたんですよ。
そしたらね。
気づいてしまったんです。

何に?

forフルーツバスケットは……
多分、草摩由希くん視点の歌です……
特に、アニメ内ではおそらく流れていない部分の歌詞。ここがとっても由希くんでした。
もっと言うと、歌の中の
僕=由希
君=透
なんじゃないかなと……!
そう思える歌詞だったんですよ……!

そうと気づいたときは泣けました。
旧アニメ版の段階で、もうしっかり貼られていた壮大な伏線。
岡崎律子さんが、いったいどこまでご存知だったのか、何を思ってこの歌詞を作られたのか……是非お話を伺ってみたかったですね。

今となっては叶わない夢なので、せめて、歌い手の岡崎律子さんにお礼を言いたいところだね。
素敵な歌をありがとうって。
最後になりますが、このような素敵な歌を残してくださり、令和の時代になってもなお感動を与え続けてくださる岡崎律子さんのご冥福を、心よりお祈りします。
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