100本映画でラプンツェルのモヤッと感想が激変した話
ディズニー映画の『塔の上のラプンツェル』が好きです。
しばらくディズニー離れしていたわたしが、ディズニーに再度ハマるきっかけになった話でもあります。

ラプンツェルは可愛いし、フリン・ライダー(ユージーン・フィッツハーバート)もかっこいいし!

インドア派としても、かなり共感できる内容だったんじゃない?
ラプンツェルというキャラクターは、育ての親であるゴーテルにインドア生活を強制されている状態ではありますが、本人はとても明るく、冒険心の強い性格です。黙ってヒーローを待つだけのプリンセスではないところも、いかにも現代風で魅力的ですよね。
ただ、大好きな一方、初見ではちょっとモヤるところもありました。

なんかあったっけ?

うん、個人的には、ラプンツェルが育ての親であるゴーテルの正体を知ってから、見限るのが早すぎるような気がしたの……
ラプンツェルとゴーテル
ゴーテルは、もともと、自分の若さを保てる魔法の花が欲しかったんですよね。
でも、その花の力が、ひょんなきっかけで『コロナ王国のプリンセス』ことラプンツェルに宿ったので、ゴーテルは城からラプンツェルを誘拐。
その後は真実を隠して、自分の娘として育てているという筋書きです。

ゴーテルのラプンツェルに対する接し方は、いわゆる『毒母』ムーブ。若さを保つ花の力をずっと使いたいという身勝手な理由で、ラプンツェルを外に出そうとしません。

とはいえ、ラプンツェルを赤ん坊の頃から育てているのもまた事実。食事も、普通にラプンツェルの好物を作ってあげてるしね。ラプンツェルからしたら、正体に気付く前は、普通に『大切なお母さま』だったはずだよ。
だからこそ、ラストでゴーテルが撃退されるシーンにちょっとモヤっていたんです。
ラプンツェル、一瞬は手を伸ばすけど、すぐに引っ込めてユージーンに駆け寄っていたものですから……
その後、100本の映画を観る
その後、ちょうどAmazonプライムビデオやU-NEXTに登録したこともあり、映画をたくさん観る機会に恵まれました。

いい時代ですよね。
家にいながらにして、タブレットやモニターで好きなだけ映画を観られるとは……

ちなみに何を観たの?

ほんとにいろいろ観たの。邦画も洋画も、アニメも。
時代も、確か1950年代から現代に至るまで、幅広く。
いろんな作品を観られるのが嬉しくて、本当に様々なジャンルの作品を鑑賞しました。
それは単に趣味だったから、楽しかったから、という理由に過ぎませんでしたが、100本映画鑑賞を終えてから、改めて『塔の上のラプンツェル』を観たら、驚きの変化が!
ラプンツェルの感想が変わる!
以前は不足しているとばかり思っていたラプンツェルの描写に、全く不足を感じませんでした。

え、そうなの?

よく分からないけど、行間を感じ取れるようになってたというか……
以前は目がいかなかったラプンツェルの表情に気付けたり、最後にゴーテルに手を伸ばしたときの指先の仕草から、ちゃんとゴーテルを失ったことを悲しんでいるのだと気付けたりしたの!

それは驚き……!
足りなかったのはラプンツェルの描写ではなく、自分の鑑賞体験の方だったと気付いたお話でした。
たくさん映画を観てから昔観た映画を観直すの、おすすめです。意外な視点に出会えるかもしれませんよ!
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