鬼滅の刃、炭治郎が柱に出会う順番が運命的すぎる話(刀鍛冶編まで)

鬼滅の刃、本当によくできた話ですよね。
わたし自身は原作を最後まで読んでいる身なのですが、なんというか、どこを見ても無駄がないというか、隙がないというか、凄まじい話だと思います。
すべての事象に納得がいくファンタジー作品って、相当練り込まないと作れないと思うんですよ。文字通り、珠玉の一作です。

だから、語りたいことは本当にたくさんあるんだけど……
この記事では、刀鍛冶の里編までの範囲に絞って、炭治郎が柱と出会う順というか、関わる順の良さについて、考察していこうと思うよ!

この柱に関わる順番というのが、本当にこれしかないってくらい運命的だったと思うんですよね……!
順番に見ていきましょう!
竈門炭治郎 立志編
炭治郎が初めて出会う柱は、水柱・冨岡義勇さん。
冒頭、鬼によって大半の家族を失う炭治郎。唯一生き残った妹の禰豆子は、鬼の血を浴びたばかりに、鬼になってしまっています。
それを見つけた冨岡さんは、当初、鬼だからと禰豆子を斬ろうとします。しかし、禰豆子のある行動を見て、禰豆子、そして炭治郎に僅かな可能性を感じ、思いとどまることに。

今思うと、ここでこの決断をしてくれる人にいきなり出会えた炭治郎と禰豆子は、本当に幸運だったと思う。

他の人では、多分無理だったよね。
結果的に、この決断が人と鬼の運命を大きく動かすことになるんだけど。
二番目に関わる蟲柱・胡蝶しのぶさんも、冨岡さんの決断はきっと不思議に思ったことと思います。なんなら許せなかったかもしれません。
でも、結果的に言えば、彼女もまた、炭治郎を認めてくれるのはとても早いです。
医療関係者でもあるせいか、誰にでも分け隔てなく接してくれて、炭治郎としても安心できたんじゃないかなと思います。
無限列車編
ここでフォーカスされるのは、炎柱・煉獄杏寿郎さん。
映画化もして、とても話題になりましたからね。これだけ知っているという方も多いんじゃないかと思います。

煉獄さんは、とにかく明るく、面倒見がいい性格です。
隊員としての経験もまだ浅い炭治郎、善逸、伊之助の三人をしっかり指導しつつ、自らも一流の活躍を見せます。

先の冨岡さんやしのぶさんは、炭治郎を安心させてくれたよね。
一方で煉獄さんは、炭治郎を実務的に指導してくれたイメージだ。
煉獄さんというキャラクターは、代々炎柱を輩出する名門の出。とても育ちがいい人です。
いわゆる私怨がないため、あくまでも正義と己の誇りに賭けて戦っている印象があります。
炭治郎がこの人から教わったことは、本当に多かったと思います。

遊郭編
音柱・宇髄天元さんと共に戦う場面になります。
初登場時のインパクトが非常に強いため、変わった方に見えるかもしれませんが、その性格はどこか煉獄さんに似た兄貴肌で、煉獄さん同様、部下の面倒見はとてもいいです。

宇髄さんもまた、煉獄さん同様、鬼に私怨がないタイプの柱だね。

煉獄さんのときとの違いは、本当に炭治郎、善逸、伊之助と肩を並べて共闘する必要があったこと。
妓夫太郎と堕姫は、同時に倒さないといけなかったからね。

煉獄さんに教えてもらったことが、ここで生きるんだね!
宇髄さんについては、別の記事でも少し書いているのですが、炭治郎たちの心を奮い立たせながら、自分も全力を出すというスタイルで強敵と渡り合っており、これも炭治郎にとってとても勉強になる部分だったと思います。

刀鍛冶の里編
ここは、炭治郎の立ち振る舞い方、という意味では大きな転機だと思います。
ここで登場する柱は、霞柱・時透無一郎くんと、恋柱・甘露寺蜜璃さん。さらに、炭治郎と同期の不死川玄弥くんが活躍します。


注目すべきなのは、今回の柱は、柱として若手の人々であること。
今までは、柱についていくイメージで任務にあたっていましたが、ここからは炭治郎自身が周りを鼓舞しながら戦うというフェーズに入ってきます!

考えてみれば、炭治郎はもともと大家族の長男。本人がそもそも兄貴肌なんだよね。
つまりは、この辺からは、炭治郎自身の本領発揮なんだ。
ここで一緒に戦う人達は、みんな、炭治郎の強さと優しさに救われていきます。
炭治郎が先の経験で教わったことを、そのまま周りに還元しているようです。
炭治郎がこの境地に至るために、先々の戦いがあったのかと思うと、こちらまで胸が熱くなるようでした!

炭治郎と柱たちの関わりを見るだけでも、物語が、人の思いが、流れるように繋がっているのが分かります。

この先の物語も、きっと同じように繋がっていくんだよね。
鬼滅の刃、観れば観るほど奥の深い作品です。
まだ触れたことがないという方も、今からでも触れてみませんか?
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