エンタメ考察メモ

FF10で好きな、少しマイナーなBGM3選

suzuka

ファイナルファンタジー10といえば、FFシリーズの中でもトップクラスの人気を誇る名作ですよね。

2020年にNHKで放映された『発表!全ファイナルファンタジー総選挙』でも、作品部門と音楽部門で堂々の一位を獲得。BGMなら、そのとき一位になった『ザナルカンドにて』を筆頭に、数々の名曲が揃っています。『いつか終わる夢』や『襲撃』とかも人気ですよね。

しかし、今回はその辺りのメジャーな曲ではなく、少し王道から外れたマイナーな曲について、好きなところをご紹介したいと思います!

すずか
すずか

FF10ともなると、あまり語られないマイナーな曲にも、名曲が多いんですよ……!

アーロンのテーマ

まずはこちら、アーロンのテーマ。作中のどこで流れているかというと、例えばルカで再会したティーダに「『シン』はジェクトだ」と告げる辺りなど、ですかね。アーロンの言動が印象的なシーンでは、だいたい流れているものと思って差し支えありません。

言葉少なな中に、情熱が渦巻いているような曲の進行がたまりません。

伝説のガードでありつつ、心の内に若き日の苦い後悔を抱えながら、ティーダやユウナ、それに仲間たちを導いてきた彼の心境はいかほどか。

噛み締めながら聴ける名曲だと思います。

すずか
すずか

曲全体の渋い雰囲気もアーロンにぴったり!

ティーダのテーマ

明るいキャラクターに似合わず、存外に穏やかな曲です。

最初に聴いたときは、正直、ティーダには合わないような気がしたのもいい思い出。

ですが、この曲はね。話を知れば知るほど、深みが増すんです。

ティーダというキャラクターが、本当は泣き虫で繊細な性格であること。

ちょっとチャラく見えるくらいの明るいキャラクターの方を、努力で作り上げてきたこと。

それが分かってから聴くと泣きたくなります。ティーダという人物の本質をしっかり捉えて作られた名曲と呼べるでしょう。

ミーシャ
ミーシャ

ティーダのテーマのアレンジには、『ブリッツに賭けた男たち』って曲があるよ。ルカでのブリッツの大会とかで流れてるね。こちらは同じ曲を血気盛んな雰囲気にアレンジしているのが最高!

これもまたティーダの一面だと感じられるね。

スピラの情景

テーマ曲『素敵だね』のアレンジというべきか、ユウナのテーマのアレンジというべきか。作中では、主にアルベド族が営む旅行公司などで流れています。

この曲を聴いて思い出すのは、反逆者とされたユウナたちが、ガガゼト山を登ろうとしたときのこと。

ガガゼトの長老が、ユウナに、『反逆者と後ろ指を指されても、何故旅を続けるのか』と問います。

それに対してユウナが『スピラが好きです』と答えますよね。

このとき彼女の脳裏には、これまで出会った人たちの顔が、走馬灯のように浮かんでいたと思うんです。彼女はきっと、普通に生きるスピラの民を、たくさん見てきたのだと思うんです。そう感じられるのがこの曲『スピラの情景』。これが流れているのは、決まって人のいるところだったから。

プレイヤーも、ユウナと一緒に、スピラでの思い出を振り返ることができる名曲だと思います。

すずか
すずか

何気ない、ささやかな日常が一番幸せなんですよね。

それをスピラに届けたがるユウナの決意がまた泣けるんです。

ゲームBGMって、本当に奥が深くて考察のしがいがありますよね。皆さんも、ときどきは音楽に浸って、物語を思い返してみてはいかがでしょうか。


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