グレイセスf、マリクとヒューバートの「秘密の会話」が好きな理由

テイルズオブグレイセスも、大好きな作品です!
わたしはWiiを持っていないので、PS3版が初プレイとなりました。要はテイルズオブグレイセスfということですね。

なんと言うか、王道の安心感がある作品です。
PS3のみならず、PS4版もPS5版もトロコンするほどやりこみました!

それだけに、好きなシーンもたくさんあるんですが……
今回は、特に好きなグルーヴィーチャットについて語ろうと思います!

グルーヴィーチャットって、従来のテイルズオブシリーズにおけるスキットだっけ?

そう!
テイルズオブシリーズの名物だよね!
結論から申し上げますと、わたしが特に好きなグルーヴィーチャットは、ラムダ繭の中で発生する、マリクとヒューバートの「秘密の会話」という題目のものです。
ヒューバートについて
どうしてこれが好きなのかを語るためには、まずヒューバートの過去を押さえておかないといけません。
彼は主人公アスベルの実の弟で、出生名はヒューバート・ラントでした。
子どもの頃は仲のいい兄弟でしたが、ある日、故あって、ヒューバートだけが実家を離れ、異国のオズウェルという家に、養子として迎えられることになりました。
それをきっかけに、兄弟の溝が深まってしまいます。

というより……
厳密にはヒューバートの方が、非常に疑り深い性格になってしまったんだ。
異国の養子になる件、兄弟共に説明不足だったみたいだからね。

アスベルは、異国に行ったヒューバートに何度か手紙を送ったみたいだけど、どうやらオズウェルさん(ヒューバートの義父)に破られていたようで……
ついにアスベルの気持ちがヒューバートに届くことはなかったんです。
ヒューバートからしたら、捨てられたような気持ちになったことでしょう……
以上の理由により、大人になってからアスベルと再会したヒューバートは、当初アスベルにも家族にも、ツンケンした態度を取り続けていました。
まあ、そちらについては、話が進むにつれてアスベルの真心が伝わったのか、だんだん軟化してくるんですけどね。

彼だけ養子に出された理由が、実父の愛ゆえだったことも、話の途中で明らかになるんだ。
そういう経緯も伝わったんだと思うよ。
ヒューバートから見たマリク
アスベルに対する誤解は、どんどん解けていったヒューバート。
でも、彼の幼少期が形成した、疑り深い性分までは変わりません。

マリクは、もともと騎士学校に通っていた経歴のあるアスベルの担当教官。
ヒューバートとは特に縁があったわけではありませんが、アスベルと一緒にいたので、という理由で一緒に行動することになります。
あくまでもアスベルが繋いだ関係です。
ヒューバートは、兄であるアスベルや、幼なじみのシェリア、そしてソフィに対しては、割と友好的に接してくれるのですが、新顔であるパスカル、そしてマリクに対しては、何者か分からないからと警戒心を剥き出しにします。

今回はマリクの話にフォーカスするけど、パスカルもか!

そうなのよ……
一方的に疑われるパスカルやマリクの方は、特に反論はしませんし、突っかかりもしません。
思えば二人とも、パーティメンバーの中では年長の人たち。なんというか、分別はついているんですよね。
結局、パスカル、そしてマリク共にパーティを裏切る意思はなく、何ならあれだけツンケンしていたヒューバートを軽く庇う行動すら取るため、最終的にはヒューバートが、きちんと二人に礼を言ったり、謝ったりすることになります。

この辺はやっぱりアスベルの弟。
根はとてもいい子なんだよね。
この過程を経ての「秘密の会話」
アスベルたちの住む世界、エフィネアを滅ぼさんとする、異世界の生命体ラムダ。
そのラムダに取り憑かれてしまったアスベルの親友リチャードを止めるため、またラムダ自身を止めるため……
アスベルたちは異世界の現地人エメロードと共に、ラムダの本拠地であるラムダ繭を進むことになります。

まさにその最中なんだけど……
エメロードが少々不穏なことを言い始めるんですよね。
確か、ラムダ繭の中で感じるラムダの生命力は素晴らしいとか、何とか……

怖……

まあ彼女、あくまでも技術者というか、科学者なので。
元から少々、マッドサイエンティストのような雰囲気があり、グルーヴィーチャットでは、シェリア辺りにちょいちょい咎められていました。

これを受けて、ラムダ繭の途中に差し掛かったとき、例の「秘密の会話」のグルーヴィーチャットが入ります。
マリクが「ヒューバート」と声を掛け、
ヒューバートが「分かっています」と返す、
あのやり取りが。
「秘密の会話」の何がそんなにいいか
会話の内容を掻い摘んで言うと……
様子のおかしいエメロードのことを、少し注意して見ていようと、マリクとヒューバートが話し合う
というものです。

なるほど。
これはかなり仲良くなったね。

そうなのよ。
元から一定のペースで接していたマリクはともかく、彼の問い掛けに即答で応じるヒューバートがまたいい。
個人的には、エモいポイントが多すぎて、整理するのが大変なのですが、どこが好きなのか頑張ってまとめてみると……

……長い!

それだけいろいろ詰まりすぎてたのよ……!
テイルズオブグレイセスfの良さが詰まっているやり取りに感じられますよね。
個性豊かなパーティメンバー同士が、それぞれの得意分野や苦手分野を受け入れ、みんなが強みを活かせるように連携して動いている。
それがとても感じられるやり取りなので、とても好きなんですよ。

そこまで難しく考えなくても、あのツンケンしていたヒューバートが、これだけマリクを信頼したやり取りをしているだけでもとても泣けます。

皆さんは、本作で特に好きなグルーヴィーチャットはあるかな?
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