アニメ版獣の奏者エリン、ヌックとモックの役割について考えてみた

獣の奏者、好きです。
上橋菜穂子さん著の原作も、NHKのアニメも嗜みました。

世界観が重厚で素晴らしかった記憶が。

景色が見えるし、土の匂いや、朝日の眩しさ、指でつまんだ蜂の感触まで、ありありと伝わってくる描写も凄かった。
世界が生きていると感じられました。
原作もアニメも、どちらも素晴らしい出来だったんですが、今回は特に、所々オリジナルの要素が見受けられた、アニメ版の話をしてみようと思います。

オリジナル……
ああ、原作にはいないキャラクターが何人かいたね。

そうなんです。
今回は特に、序盤から出てくる凸凹コンビ、ヌックとモックに焦点を当ててみようと思います!
ヌックとモックについて
先に述べた通り、二人とも、原作には存在しない、アニメ版のみのオリジナルキャラクターになります。
背が高い方がヌック、語尾に「モン」をつける小柄な方がモックですね。
物語序盤における、闘蛇の卵泥棒としての登場が初登場となりますが、実際はただ要領が良くないだけで、人はいいトラブルメーカーといった役回りです。

散々な言いようだねえ……

まあ、実際、そうとしか言いようがないので……
卵泥棒の件も、なんというか、他の人に頼まれて結果的にやらされていただけで、本人たちにそこまで悪気はなかったんですよね。
それを幼少のエリンが見抜いた……
……かどうかはちょっと分かりませんが……
何にしても、悪事がバレて、追われているところをエリンに助けられたことで、二人とも彼女に恩義を感じるようになり、その後は彼女の行くところに、ずっとついてくるようになります。
二人は物語に必要な存在かどうか

経緯は分かったけど……
この二人、正直、いる?
ここまで聞いて、そう思う方もそれなりにいらっしゃるんじゃないかと思います。
実際、作中での二人は、何かにつけて失敗ばかり。
正直、物語の足を引っ張っていないだろうかと感じることすらあります。

うーん、でもね。
わたし個人の感想だけど、不要とまでは言い切れない二人だと思うの。

そうなの?
どうしてそう思うのかと言いますと……
少なくとも、この二人がいることで、過酷な運命を辿るエリンは、少なからず救われているんじゃないかと思うからですね。

原作でも、エリンの助けになってくれる人は本当にたくさんいるんだけど、彼らとはまた違った視点で、というか。
エリン自身はもちろん、もしかしたら声優さんも?
この辺は、完全にわたしの妄想に過ぎないのですが、エリン役の方は、当時、声優初挑戦だったそうですね。
慣れないことが多くて、四苦八苦したことと思われます。
そんな彼女と、エリンと、同じ目線で一緒に歩んでくれるヌックとモック。
ヌックとモックを演じてくれた声優さんたちは、どうやら、ある程度場数を踏んできたベテランさんだった模様。

となると……
ヌックとモックの声優さんたちは、もしかしたら、撮影中もエリン役の方を楽しませてくれたりしたのかなあって、思ってしまうんですよ……

まあ、だいぶ空想入ってるけど……
アニメの中でもエリンに寄り添ってくれる二人だから、もしかしたら、撮影現場でも同じように、寄り添ってくれたのかもしれないよね。
もちろん、実際の撮影現場を見たわけじゃないから、ほんと、空想に過ぎないんだけどさ。
その空気が、作品にそのまま反映されたのかなあと思うと、なんだか素敵だなあと、個人的には思ったのでした。

獣の奏者、原作もアニメもおすすめなので、是非!
