ロミオの青い空は「その後」の描写が本当にすごいと思う話

ロミオの青い空も、好きなアニメなんですよ。
わたしはリアルタイムでも観られる世代でしたが、実際に視聴したのは働き始めてから。
慣れない社会人生活に半泣きになっているとき、随分と精神的に助けられました。

みんな大好きなんですが、特に、子どもの頃にアルフレドに出会っていたら、初恋になっていた気もしますね。
今回は、そんなロミオの青い空、後半の展開が本当にすごいなと思った話をしたいと思います。
ロミオの青い空の展開
ロミオの青い空とは、父の病を救うため、煙突掃除夫になった少年ロミオの物語です。
原作は、リザ・テツナー氏の「黒い兄弟」。今では図書館とかでも読めると思います。

ロミオが煙突掃除夫として仕事をする中で、親友になっていくのが、同じ煙突掃除夫のアルフレド。
元は貴族だった彼は、諸事情で煙突掃除夫となったものの、その性格は清廉潔白で気高く、頭も良ければ運動神経も抜群、さらにはリーダーシップも兼ね備えた、神に愛された少年としか言いようのない人格者です。

ロミオとアルフレドは、作中でも無二の親友になる。
でも、煙突掃除夫として親方に酷使されたアルフレドは、作中で肺結核にかかってしまって……

そうなんです。
アルフレドは、物語の後半で、ロミオに見守られて息を引き取るんです。
ロミオと視聴者のリンク
あれは、作中でも衝撃度の高いシーンだったと思います。
まあ、原作のアルフレドも(少し展開は違えど)亡くなるので、先に原作を読んでいた方は予期できたと思いますが……
少なくとも、わたしは泣きました。

作中でも、茫然自失としているロミオを、同じ煙突掃除夫仲間であるダンテが張り飛ばすシーンとかあったんだけど……
アルフレドがいなくなってからも、普通に物語が続くのは、初見では少し残酷にすら感じたね。
視聴者も、ロミオ同様、茫然自失のまま観ているんだもの。

初見だと、その後の話が入ってこない可能性すらありますよね……

アルフレドを失った直後のロミオは、絶望のあまり、目標を見失っている状態でしたが、視聴者の方も同じ心境だったと思います。
なんというか、この先どうするんだろうと。
しかし、その後の展開が良かった
これは、いい意味で誤算でした。
わたし、アルフレドが旅立った回でも泣いたんですが、その次に待っていた、ロミオが新たな目標を見出す過程では、下手をしたらそれ以上に泣きました。

要は、30話から32話あたりだよね。
ロミオが将来を決める決定的な回は32話だ。

アルフレド自身はいなくなったかもしれないけど、彼の魂は、ずっとロミオや、妹ビアンカの中で生きてるんですよね。
カセラ教授の力を借りて、いろんなことを勉強したり、アルフレドの愛読書を読破することに挑戦したりするロミオ。
物語の最初は、教育水準の問題で、ロミオは文字すら読めなかったのに、これはとんでもない進歩です。
カセラ教授という人は、もしかしたら、大人になったアルフレドそのものなのかもしれない。
アルフレド自身もこうなっていたのかもしれないと、そういう意味でも泣けました。

ちなみにロミオは、最終的に教師を目指すことになる。
カセラ教授のような、アルフレドのような、そんな人になりたいと思うんだね。
ロミオの青い空、再生の過程が美しい
喪失からの立ち直りって、簡単じゃないです。
作中のロミオも、我々視聴者の側も。
それをアニメの後半だけで、しっかりと説得力を持って見せてくる展開には、本当に感動しました。

現在では、各種配信サービスで観られますし、円盤もありますので、未視聴の方は是非観てみてください……!
