『いちごの宝石』小西みのりちゃんが好き! ライバルなのに敵にならないのが素敵
水沢めぐみさんの『いちごの宝石』という作品をご存知でしょうか。
水沢めぐみさんという方は、主にアニメ化された『姫ちゃんのリボン』が有名な方だと思いますが。

今回は、まあ『姫ちゃんのリボン』でも『きゃらめるダイアリー』でもなく、『いちごの宝石』の話です。
特に、作中では主人公の恋のライバルとして描かれる、小西みのりちゃんというキャラクターが好きな話をしたいと思います!

主人公の恋のライバルか。
意地悪なキャラクターなのかな……?
小西みのりちゃんについて
主人公の鈴は、同じクラスの片桐柊也くんのことが好き。(確か彼は転校生ですね)
片桐くん、クールで落ち着いていて、モテるんですよね。ということで、例に漏れず、みのりちゃんも彼のことが好き。
で、みのりちゃん、強いんですよ。いわゆるクラスのマドンナ的存在。
美人で頭が良くて、運動神経も抜群で、料理上手。さらに明るい。
おとなしい鈴からすると、まるで勝てる要素のない相手です。

ある日、自分が片桐くんを好いていることが、みのりちゃんに知れてしまう鈴。
同じ男の子を好きな人同士ということで、鈴とみのりちゃんはライバル関係になるんだけど……

ここからは、なかなか意外性のある展開になるのです。
みのりちゃんが鈴に話したこと
みのりちゃん、そうと知った翌日に鈴を呼び出して、こんなことを言うんです。
あたしも片桐くんが好きだけど……
ライバル同士だからって、ドロドロ憎み合ったりすんの、嫌じゃない?
だから、フェアプレイでいこうね!
っつーことで、握手!

男前!

鈴も作中でそう思っています。
そういうところもまた、鈴からすると、「敵わないなあ」と感じているところなんですよね。
その後、ふたりは片桐くんの好みや、どんな人が好きなのかなどを、協力して探っていく仲に。
この社交性、こちらまで羨ましくなってきます。
でも、みのりちゃんも完全無欠ではない
ここも人間らしくて大好きなところです!
多才だけど、何でもかんでもできるわけではない。何でもかんでも持っているわけでもない。
彼女も彼女で、女の子らしい鈴に憧れを抱いている。
ゆえに、ちょこっと嫉妬もする。

あくまでも「ちょこっと」なのがポイントだ。
彼女、作中でひとつだけ、鈴に嘘をつくんだけど……
その後の展開を考えると、あれくらいは許してあげて欲しいな、ってレベルだった。

若干ネタバレになってしまうんですが……
みのりちゃんは、鈴より先に、片桐くんの好みを聞き出すことに成功するんです。
で、それを鈴に伝えるとき、嘘をつくんですよ。
どうせ真相はすぐに分かるよ、というレベルだったんですが……ほんの小さなやきもちでね。
水沢めぐみさんの作品、短編もおすすめ!
水沢めぐみさんの作品は、読み切りの短編作品も、可愛くて無駄がなくて、考察もできてとってもおすすめです!
わたし、あんまり作者で本を買うことをしない人なんですが、水沢めぐみさんについては名前だけで買うケースもかなり多いくらいです。
『姫ちゃんのリボン』しか知らないよ、なんて方も、それ以外の作品にも是非触れてみて欲しいなと思います……!