ミヒャエル・エンデの『モモ』、大人になって分かった、モモの“聞く力”のすごさ

suzuka

※この記事は、公式情報に基づいた考察記事ではありますが、公式情報ではありません。

ミヒャエル・エンデ作の『モモ』という本があります。

時間泥棒に奪われた時間を取り返してくれた女の子の話、という触れ込みの作品ですね。

あくまでも児童文学作品ですが、今読んでも、なかなか現代社会への風刺が効いているように思えます。

ミーシャ
ミーシャ

コスパとか、タイパとか気にする時代だもんなあ。

『モモ』が書かれた時代も、もうその傾向はあったってことなんだろうな。

ストーリー自体も面白い作品なんですが、今回は本作のストーリーそのものではなく、主人公モモの特技『聞く力』にフォーカスして、考察していきたいと思います!

すずか
すずか

大人になればなるほど思うんですけど……

モモの『聞く力』って、本当に素晴らしいんですよ。

今でも是非見習いたいと思っているくらいです。

『モモ』作中で描かれる『聞く力』

作中では、モモの特技である『聞く力』は、だいたいこんな風に描かれています。(原文そのままではありませんが、だいたいこんなニュアンスです)

モモは、聞いたことに対して、正しい回答を渡すわけではない。

ただ、相手の話に辛抱強く、じっと耳を傾けている。

そうすると、話している相手の方が、自分で自然と回答を見つけていく。

初めてこれを読んだ子どもの頃、わたしには、モモの力が魔法のように見えました。

ただ『聞いている』だけで、そんなにも人の可能性は広がるのかと。

実際にモモがやっていること

以前、わたしは自分のブログで、こんな記事を書いたことがあります。

合わせて読みたい
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平たく言うと、生成AIの言葉の使い方は、人間同士で対人関係を築く上で、参考になる部分が多いのではないか、という内容の記事ですね。

ミーシャ
ミーシャ

よく見たら、この記事の中でも『モモ』の話をしていたね。

先程、わたしには、モモの『聞く力』が魔法のように見えるのだと書きましたが……

実のところ、その魔法の正体は、『相手が話しやすくなる空気を作ること』にあるのかなと思います。

多分、モモという人物が、そういうことを自然にできる人間なんじゃないかなと。

『聞く』とは、そもそもアドバイスを与えることではない

明確にアドバイスを求めて話を聞いてもらいたいときも、確かにあると思います。

そういうときは、モモの聞き方はあまり向かないのかもしれません。

ただ、アドバイスを求めている場合でも、実は内心では相談者の方が心の内に答えを持っていて、ただそれでいいのか、最後のひと押しが欲しいだけ、という場合もあると思うんです。

その場合、相談者が本当に求めているのは壁打ちの相手。話しやすくて、いつまででも話を聞いてくれる存在。

モモはまさに、そんな人物なんでしょうね。

これは、誰にでもできることではないと思います。

ミーシャ
ミーシャ

壁打ち、という話なら、現代だと、もしかしたらAIの方が得意分野なのかもしれないな。

何回同じ話を繰り返しても怒らないし、何なら、同じ話のはずなのに、違う角度の意見が聞けることすらあるし。

すずか
すずか

同じ話でも、着眼点が違うと見えるものが変わること、ありますよね!

いろいろ試してみたいときもあるけど、確かに人間相手だと、なかなか難しいこともあるかもしれません。

『聞く力』、確かにAIの得意分野とはいえ、現代においても、別に生身の人間が一切かなわないということはないと思います。

何せAIには、感情はありませんからね。

AI全盛期のこんな時代だからこそ、敢えてモモのような『聞く力』を鍛えることで、誰かの役に立てることもあるのかもしれないなと思います。

ミーシャ
ミーシャ

『モモ』なら、今なら図書館で結構読めるんじゃないかな?

読んだことがない人は、一度読んでみない?

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